[P-66] 甘利山土壌環境調査Ⅵ
Keywords:土壌
<概要>
近年甘利山のレンゲツツジの個体数が減少傾向にある。その原因が土壌にあると考え、調査をしてきた。その結果、甘利山土壌は酸性化が進んでおり、リン酸イオンが少ないことが分かった。また、甘利山土壌とそれ以外の場所の土壌を比較した結果、甘利山土壌とそれ以外の場所の土壌ではpHの差は小さかったが、リン酸イオンは甘利山土壌が多かった。今年度は、水耕栽培で環境がレンゲツツジに与える影響も調査した。また今後は、リン酸吸収が阻害されている原因の追究を行う。
近年甘利山のレンゲツツジの個体数が減少傾向にある。その原因が土壌にあると考え、調査をしてきた。その結果、甘利山土壌は酸性化が進んでおり、リン酸イオンが少ないことが分かった。また、甘利山土壌とそれ以外の場所の土壌を比較した結果、甘利山土壌とそれ以外の場所の土壌ではpHの差は小さかったが、リン酸イオンは甘利山土壌が多かった。今年度は、水耕栽培で環境がレンゲツツジに与える影響も調査した。また今後は、リン酸吸収が阻害されている原因の追究を行う。
<考察・展望>
pHが低下したことで溶けだした金属イオンがリン酸イオンと結合し,レンゲツツジが栄養として使えない不溶性リン酸塩になりレンゲツツジの吸収が阻害されていること、チューリン法の結果から,pHが低下する原因としては土壌中の枯れた植物などが微生物によって分解されて生じる腐植酸の増加によりpHが低下している可能性が高いと考えている。今後の展望は,リン酸吸収が阻害されている原因の追究を行う。
pHが低下したことで溶けだした金属イオンがリン酸イオンと結合し,レンゲツツジが栄養として使えない不溶性リン酸塩になりレンゲツツジの吸収が阻害されていること、チューリン法の結果から,pHが低下する原因としては土壌中の枯れた植物などが微生物によって分解されて生じる腐植酸の増加によりpHが低下している可能性が高いと考えている。今後の展望は,リン酸吸収が阻害されている原因の追究を行う。