[P-9] 静止軌道、デブリを探して九千里Ⅲ
キーワード:スペースデブリ
<概要>
高度36,000㎞の静止軌道上には、様々な人工衛星が配置されている。私たちはこの人工衛星に危害を加える恐れがあるスペースデブリのことが気になり、それを観測する方法について研究してきた。前回までに大型のデブリについて小型望遠鏡での撮影が可能だとわかった。今回はビニング・メトカーフ合成・密集ポイント撮影を組み合わせた撮影方法で、小型で撮影ことが難しいNORAD番号33511と未登録と思われるデブリを同時に撮影することができた。
高度36,000㎞の静止軌道上には、様々な人工衛星が配置されている。私たちはこの人工衛星に危害を加える恐れがあるスペースデブリのことが気になり、それを観測する方法について研究してきた。前回までに大型のデブリについて小型望遠鏡での撮影が可能だとわかった。今回はビニング・メトカーフ合成・密集ポイント撮影を組み合わせた撮影方法で、小型で撮影ことが難しいNORAD番号33511と未登録と思われるデブリを同時に撮影することができた。
<考察・展望>
結果より、ビニングと軌道グラフの交点撮影を組み合わせた撮影法は小型のデブリの撮影に有効であり、さらに、未発見デブリを発見する際にも有効であることが分かった。また、グラフの最北点・最南点での撮影ではデブリを点にして写すことが出来るため、光量の少ない小型のデブリも撮影しやすいことも分かった。
結果より、ビニングと軌道グラフの交点撮影を組み合わせた撮影法は小型のデブリの撮影に有効であり、さらに、未発見デブリを発見する際にも有効であることが分かった。また、グラフの最北点・最南点での撮影ではデブリを点にして写すことが出来るため、光量の少ない小型のデブリも撮影しやすいことも分かった。