2023年電子情報通信学会ソサイエティ大会

講演情報

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[A-1] 回路とシステム

2023年9月15日(金) 10:30 〜 11:30 全学教育棟 本館 南棟 1階S1X講義室

座長:鈴木寛人(ルネサスエレクトロニクス)

<6〜9>
回路とシステム研専

[A-1-9] MASによるCOVID-19感染シミュレーションを用いた弱毒化の再現

中島健, 岡田拓也, 伊藤尚 (富山高専)

キーワード:COVID-19、Multi-Agent Simulation

本研究では,複数のエージェントの相互作用により社会現象をモデル可能な MAS(Multi-Agent-Simulation)を用いて,エージェントの日常行動を考
慮した SEIARD 感染シミュレーションモデルを作成した.このモデルを用いて,ウイルスの弱毒化傾向を再現することを目的とした.結果として,症状発生率が高いと,宿主となるエージェントの死亡や隔離によってウイルスが広がらず感染拡大が抑止されてしまい,逆に症状発生率が低いと,無症状のエージェントが感染に気付かずに感染を拡大させることが分かった.そのため,自然淘汰の結果として症状発生率の低いウイルスが残りやすくなり,全体として症状発生率が低下する傾向にあると考えられることが分かった.

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