[A-5] 応用音響

[A-5-4] An Identification Method for Genuine Life Acoustic Events Requiring Response

^○瀧口友介¹, 山田宏樹², 吉田孝博³ (1.東京理科大, 2.東京農工大, 3.東京理科大)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

Keywords:生活音響イベント、音声真偽判別、畳み込みニューラルネットワーク

日常生活において人が対応を要する生活音響イベントを自動検知しユーザに通知する機能の実現に向けて，音響イベントの種類判別に関する多くの研究が進んでいる．しかし，テレビなどから再生された番組の効果音（偽の音響イベント）を誤検知する問題がある．そこで本研究では，真の音響イベントと，テレビやスマートフォンで再生された偽の音響イベントを判別するため，生活音響イベントの真偽判別法を開発した. その結果，学習時と判別時で同一室内であるとき93.1%の正解率を達成した.また，学習時と判別時で部屋の音響特性が異なる場合でも83.1%の判別を実現した．