2023年電子情報通信学会ソサイエティ大会

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[AP-1] 量子コンピュータにおける回路とシステム

2023年9月14日(木) 13:00 〜 17:00 全学教育棟 本館 南棟 1階S1X講義室

座長:相原康敏(オムニビジョン),髙島康裕(北九州市大),新谷あや子(CQ出版),山梨紗瑛(湘南工科大)

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回路とシステム研専

[AP-1-1] シリコン電子スピン型量子コンピュータ開発

菅野雄介 (日立)

キーワード:量子コンピュータ、量子ゲート型、量子ビット、QCMOS技術、量子ドットチップ、極低温環境

近年、IBM、Googleによる超伝導型量子コンピュータの開発、理研の量子コンピュータ国内クラウド開始など、量子コンピュータに関する関心が高まっている。量子コンピュータは、情報を古典的な“0”、“1”の情報のみならず、それらの重ね合わせ状態の情報も一つの量子ビットで表現できる能力を有しており、量子コンピュータを用いた演算により、社会問題解決の効率的なソリューション実現への期待が高まっている。量子コンピュータは、古典コンピュータでは実現できない、いわゆる「量子超越性」を秘めているが、量子コンピュータ自体は、まだまだ開発の黎明期にあると考えられている。本稿では、量子コンピュータの動向を説明するとともに、大規模量子コンピュータの実現に期待の高まるシリコン電子スピン型量子コンピュータの開発状況について述べる。

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