[B-1-104] 屋内環境における無線空間再現技術の評価
キーワード:OTA、RIS、電波伝搬
第6世代移動通信方式ではミリ波帯やテラヘルツ波帯という,従来の移動通信方式に比べ非常に高い周波数帯がターゲットとなっている.周波数が高くなると端末に搭載される素子のサイズが小さくなり,有線でのコンポーネントごとによる端末の評価が困難になる.そこで,無線による端末の性能評価を行うOTA(Over The Air) testingと呼ばれる方法が検討されている.また,入射した電波の反射方向や振幅などを制御するRIS(Reconfigurable Intelligent Surfaces)で任意に伝搬環境を操作し,受信電力の増大や電波干渉の低減などを目的としたインテリジェント空間形成技術に関するコンセプト提案がされている.本稿では,インテリジェント空間形成技術に基づき,RISを用いて電波を制御することで任意の伝搬環境を再現する無線空間再現技術の実証実験についてその仕組みを説明し,実験結果をもとに性能を明らかにする.
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