[B-1B] アンテナ・伝播B

[B-1-36] モード制御によるオンガラスアンテナの高性能化

^○太田八雲¹, 有馬卓司¹, 櫛山祐次郎², 宇野亨¹, 新井圭祐³, 加賀谷修³ (1.東京農工大, 2.NICT, 3.AGC)

キーワード：オンガラスアンテナ、モード制御

自動車において，通信用アンテナは，車両のデザインを損なわないという観点から，ガラスに直接プリントされるオンガラスアンテナ[1]が広く用いられている．高周波帯におけるオンガラスアンテナの開発が進められている．オンガラスアンテナを車両に設置した際，アンテナより発生した電磁波の一部はガラス内部を伝搬し，ガラス端部の金属枠部分で反射してしまうため，アンテナ特性に影響を及ぼす．本研究では，オンガラスアンテナ近辺に金属平板を配置し，部分的に伝搬モードを変化させることで，アンテナ近傍に電波を閉じ込め，金属枠によるオンガラスアンテナへの影響を低減する手法について検討する．