2023年電子情報通信学会ソサイエティ大会

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[B-1B] アンテナ・伝播B

2023年9月13日(水) 13:00 〜 17:00 全学教育棟 本館 中棟 3階C35講義室

座長:戸村崇(東工大),西山英輔(佐賀大),今野佳祐(東北大)

<59〜72>
アンテナ・伝播研専

[B-1-70] 円偏波共用パッチアンテナ4×4素子アレーを用いた円偏波合成による偏波角制御特性の実測評価

和田健太郎, 橋本紘 (東芝)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

キーワード:フェーズドアレー、衛星通信、円偏波、パッチアンテナ

静止衛星を介したKu帯移動衛星通信では直線偏波を使用するため、地球局はビーム走査に加えて偏波角制御が必要である。偏波角制御は直交する2偏波の合成で実現できる。直交直線偏波の合成では、偏波間の振幅差と位相差を制御する[1]ため、所望偏波角に応じて片偏波の電力を減衰させる必要があり、両偏波を最大電力とする場合に比べて、最大で3 dBの損失が生じる。直交円偏波の合成では、理想的には偏波間の位相差のみを制御すればよいため、偏波角制御による電力損失が生じない。本稿では4×4素子円偏波共用パッチアンテナアレーを用いた偏波角制御特性の実測結果を示す。

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