[B-1B] アンテナ・伝播B

[B-1-85] 2重殻Haloアンテナを用いた直交偏波無指向性アンテナ

^○水谷智一¹, 橋口弘¹, 道下尚文¹, 佐藤浩², 小柳芳雄², 森下久¹ (1.防衛大, 2.パナソニックシステムネットワークス開発研)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

キーワード：直交偏波無指向性アンテナ、Haloアンテナ、広帯域

Haloアンテナは細径な水平偏波アンテナであり，比帯域幅は約4%と狭帯域特性である．そこでHaloアンテナに無給電素子を装荷することで広帯域化する手法が報告されている. 無給電素子をHaloアンテナの鉛直方向上下に装荷することで広帯域化する手法が提案されているが，アンテナ高さが大きくなる．そこで，Haloアンテナを同形状の無給電素子の内部に配置した2重殻構造にすることで，広帯域特性を維持しながら小型化を実現している．本稿では，2重殻Haloアンテナに短絡素子を装荷し，内部にダイポールアンテナを挿入した直交偏波無指向性アンテナを提案する．