2023年電子情報通信学会ソサイエティ大会

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[B-10B] 光通信システムB

2023年9月13日(水) 13:00 〜 16:00 IB電子情報館中棟 1階IB011講義室

座長:Sampath K. I. Amila(九大),小玉崇宏(香川大)

<9〜19>
光通信システム研専

[B-10-17] 直接変調レーザを用いた光IF伝送による電波帯OFDM量子雑音マスキング暗号の発生

谷澤健, 二見史生 (玉川大)

キーワード:光アナログ伝送、暗号化技術、量子雑音

データ通信の盗聴に対する安全性を高めるために,物理層から信号が傍受されること自体を防ぐ暗号化技術が研究されている.量子雑音マスキングによる暗号化では,事前共有した短い秘密鍵を使ってデータを多値信号へと変換することで,真にランダムで取り除けない量子雑音により隣接信号がマスクされる.これにより,秘密鍵を持たない盗聴者の受信に不変な不確定性が課され,誤りのない受信が妨げられる.これまで光通信への応用が主に研究されてきた.我々は,この信号レベルの暗号化をミリ波等の広帯域無線通信へ応用する研究を進めている.光ヘテロダインによる光波から電波帯への周波数変換を通じて,量子雑音に基づく信号秘匿を電波帯で実現する方法を提案し,アナログ光伝送によるOFDM信号の暗号化を実証してきた.本稿では,システムの簡単化を目的に直接変調レーザを用いた構成を報告する.

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