[B-10-23] IQ多重2×4ASKにおける伝送距離に応じた電力適応化の検討
この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
キーワード:デジタルコヒーレント光通信、光受動型ネットワーク、振幅偏移変調
デジタルコヒーレント方式を導入したコヒーレント受動型光ネットワークのシステムでは、OLTまでの伝送距離が各ONUで異なるため、最短距離のONUは過剰なパワーで信号を受信する。本研究の目的は、IQ多重2×4信号を対象として、ONUの伝送距離差に応じた各軸の電力適応化を行うことが可能か明らかにすることである。数値解析とシミュレーションを用いて、伝送距離差が0から10 kmの範囲で距離差に応じた送信電力に対する変数パラメータを求めた。今回は、Q軸の信号電力のみ調整を行った。数値解析とシミュレーションにおいて変数パラメータが一致することを確認し、信号点が非対称なIQ多重2×4ASK信号で電力適応化が可能であることを示した。
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