[B-11] コミュニケーションクオリティ

[B-11-19] ソーシャルメディア上のユーザによる情報拡散行動が ICN のコンテンツキャッシングに与える影響に関する一検討

^○本田紘大¹, 中村遼², 上山憲昭¹ (1.立命館大, 2.福岡大)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

キーワード：情報指向ネットワーク、ソーシャルメディア、情報拡散行動

近年、次世代のネットワークアーキテクチャとして情報指向ネットワーク(ICN: Information Centric Networking)が注目されている。ICN をソーシャルメディアのコンテンツ配信基盤として導入する場合には、ソーシャルメディア上のユーザが有する情報拡散行動を考慮してコンテンツをキャッシュすることで高効率なコンテンツ配信の実現が期待できる。そこで、本稿では、シミュレーションによって、情報拡散行動が ICN のコンテンツキャッシングに与える影響を調査する。その結果、コンテンツの伝搬確率を増加に伴い、平均キャッシュヒット率が低下することなどを示す。