[B-12-16] 空孔コアファイバにおける非線形光学現象の観測
この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
キーワード:空孔コアファイバ、非線形光学効果、誘導ブリルアン散乱、四光波混合
現在,有線通信ではクラッド-コア間の全反射により光を伝送する石英コアファイバが主に用いられているが,石英コアファイバには,コア径,伝送長に依存する非線形光学現象による伝送パワーの制限が存在する.本研究では,コア部分が空気であるため,非線形光学現象の低減が期待できる空孔コアファイバを用いて,大電力光ファイバ伝送無線システムの構築を目指している.本稿では,空孔コアファイバの一種であるフォトニックバンドギャップファイバの低非線形性検証のため,誘導ブリルアン散乱と4光波混合の観測を行った.結果として,空孔コアファイバは低非線形に優れるため,大電力多波長の光信号伝送に有利であることが明らかになった.
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