[B-12] フォトニックネットワーク

[B-12-6] 領域分割と接続リンク帯域拡大によるネットワーク容量拡張法

^○湯浅颯士¹, クルザドケンジ², 森洋二郎², 細川晃平³, 柳町成行³, 長谷川浩² (1.名大, 2.名大, 3.NEC)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

キーワード：光ネットワーク、マルチバンド仮想バイパスリンク、マルチバンド伝送

光ネットワークの容量増大が急務となっている．周波数利用効率は理論限界に達しつつあり，空間分割多重方式やマルチバンド伝送方式の全面導入には多大な設備投資を要する．先行研究では，カットセットの平均使用率の推定結果から最も混雑するリンクを選定する．当該リンクへの追加帯域の選択的な導入によって，当該リンクと並列に仮想的なリンクを設立し，大幅なネットワーク容量向上を達成した．これは平均使用率の高いカットセットでネットワークを2分割し，その間を接続するリンクを増設したとみなせる．本稿では，先行研究の一般化としてネットワークの多領域への分割法と接続リンク容量の最適化法を提案し，その効果を明らかにする．