[B-13-12] 全反射端を用いた片端広帯域プローブBOTDAでの分布振動測定
この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
キーワード:BOTDA、光ファイバ分布振動計測、広帯域光
近年,ブリルアン散乱に基づく光ファイバ分布振動計測(DAS)が注目されている.ブリルアン散乱でのDASは,振幅の大きな振動を取得できる.このDASにより,既設光ファイバ網をセンサとすることで,広範囲な場所の大きな振動を取得することができる.これまでに両端から光を入射する高感度な手法であるBOTDAに基づき,広帯域なプローブ光によって1つのパルスでブリルアン利得スペクトル(BGS)をまとめて取得する手法を提案した.一方で,既設光ファイバ網は様々な方路へ面的に敷設されているため,両端への測定器の配置は,導入・運用面で課題がある.本検討では,遠端反射を利用して片端でBGSをまとめて取得する方法について検討し,実験により片端でのブリルアン散乱によるDASが可能なことを確認した.
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