[B-13-13] 位相OTDRの測定可能な振動振幅範囲の拡張に向けた光周波数多重
キーワード:光ファイバセンシング、分布振動計測、位相OTDR、光周波数多重
光ファイバ分布振動計測を用いると様々な環境情報が取得可能である.光ファイバ通信網を使用すれば,新たなセンサの設置が不要で面的測定が期待できる.多様な応用が研究されており,その実現には様々な振幅を持つ振動の長距離・高感度・正確な測定が重要である.位相OTDRは長距離測定に優れるが,その高感度測定にはフェーディング対策が必要である.光周波数多重は有力な対策であり,多重した信号の平均には感度最大化の点でベクトル回転平均が効率的である. しかし,振動振幅が大きいと高感度測定ができない.本稿では,その問題に対し,振幅が大きい振動までより正確に測定する平均法を提案し,実験室および実フィールドでその効果を確認した.
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