[B-13-16] 変調振動と光ファイバ振動センサを用いた信号伝送におけるDPSK方式の適用
この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
キーワード:DPSK方式、マッハツェンダ干渉計
現在,光ファイバセンシングを応用した研究が盛んである.我々はその応用例として,光ファイバケーブル外皮への変調加振による信号伝送技術について研究している.この技術は,光ファイバケーブルに振動源を設置することで簡易的にセンサデータを遠方へ送信することができる.また,光ファイバ振動センサとしてマッハツェンダ干渉計(MZI)を用いることでシンプルな実験構成を実現する.本論文では,この技術に位相偏移変調(DPSK)方式を適用し,BER特性の検証を行った.MZI内のケーブルには40芯高密度ノンスロット型ケーブルを用い,そこに振動スピーカーを取り付け,2kHzの変調振動を直接印加する.受光部ではATTによって光強度を減衰させ,強度変化に応じてBERを測定した.結果として,0.002~0.3のBERを得ることができ,概ね伝送が可能だが,改善の余地があることがわかった.
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