[B-10A/B-13] 光通信システムA/光ファイバ応用技術

[B-13-6] Bending Radius Dependence of Power Coupling Coefficient and Spatial Mode Dispersion in Coupled Multi-Core Fibers

^○中森真輝¹, 中村篤志¹, 大橋正治², 古敷谷優介¹ (1.NTT, 2.阪公立大高専)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

Keywords:結合型マルチコアファイバ、電力結合係数、空間モード分散

結合型マルチコアファイバ（MCF）は長距離大容量伝送を実現するための有力な伝送媒体として注目されている．結合型MCFはモード間のランダムな結合を積極的に利用することによって空間モード分散（SMD），モード依存損失，非線形効果を抑圧できる．これら重要な特性は全てモード結合の強さ（電力結合係数）に関係している．電力結合係数（PCC）の曲げ依存性に関して理論検討はされているが，実験的な検証は十分にされていない．本検討では結合型MCFのPCCとSMDの曲げ依存性を測定し，両者の関係について調査したので報告する．