[B-15-45] 家庭内におけるWell-beingの影響調査に向けた位置情報取得システムの検討
この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
キーワード:位置情報取得、時系列学習、ビーコン
家族がどれだけ同じ時間を共に過ごしたのかという情報を正確に把握することは,家族間のWell-being向上に繋がる新たな知見を獲得するための重要な要素の一つであると考えられている.そこで,家族が同じ時間を共に過ごすことによるWell-beingへの影響調査を行うため,家庭内において,いつ,どこで,誰と誰が,どの程度の時間,同じ場所で過ごしているのか,という「位置情報」と「同室滞在時間」を同時に取得可能なシステム開発に取り組んでいる.我々は先行研究において,Movable-Beacon and Fixed-Scanner (MBFS)アーキテクチャを提案しており,MBFSが家庭内における位置情報の取得に利用できるのではないかと考えている.しかし,先行研究では,あくまで単純な機械学習モデルを用いた基礎的な評価のみにとどまっており,我々が想定する実際の家庭内において使用するには,更なる調査が必要と考える.本研究では,時系列学習等を用いた,より詳細な評価を行うことで,先行研究との差別化を行い,MBFSの更なる有効性の検証を目指す.
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