[B-15] センサネットワークとモバイルインテリジェンス

[B-15-8] マルチモーダルセンシングによる映像授業受講時における集中状態推定システムの検討

^○田中紀行¹, 松岡凜太郎¹, 渡邊洸², 石丸翔也³, 藤本まなと³, 阿多信吾³ (1.阪市大, 2.カイザースラウテルン・ランダウ大, 3.阪公立大)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

キーワード：集中状態推定

COVID-19の流行に伴い，教育現場において，遠隔授業形式が多く採用されている．現在，対面での講義が徐々に再開され始めているが，一部では依然として遠隔授業を継続実施しているところも未だ存在する．映像授業には，学生が自宅や外部環境から手軽に受講できるというメリットがある一方，教師側から学生の受講状況を確認することは難しく，学生が授業を聞かず別の作業等を行っていても気付けない場合もあるため，学生が集中していない状態が続いてしまう可能性がある等，デメリットもある．我々は，遠隔授業受講中の学生の集中度を推定し，可視化できれば，このような課題を解決可能ではないかと考えている．そこで，本研究では，学生の受講環境に左右されず，装着者の負担にならないセンサによる集中度推定システムの実現を目指す．