2023年電子情報通信学会ソサイエティ大会

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[B-16] インターネットアーキテクチャ

2023年9月12日(火) 13:00 〜 17:00 全学教育棟 本館 南棟 2階S20講義室

座長:中村遼(東大),川上朋也(福井大)

<11〜25>
インターネットアーキテクチャ研専

[B-16-25] 920MHz帯Private LoRaとIEEE802.11ahの通信公平性改善手法の検討

竹内裕亮, 野林大起, 池永全志 (九工大)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

キーワード:IEEE802.11ah、Wi-Fi HaLow、Private LoRa

IEEE802.11ah (以降,11ahと記述) は日本では2022年9月に国内利用が認可された新しいWi-Fi規格である.低消費電力で広い通信エリアを提供できるという特徴から,Low Power Wide Area (LPWA) の一つとして,IoT分野での利用が期待されている.11ahは920MHz帯を用いて狭帯域での通信を実現することで,Wi-Fiよりも広い約1kmの通信距離で,最大15Mb/sのスループットを実現している.しかし,実環境では,11ahと他のLPWAとの競合することが想定され,これまでの取り組みによって11ahとLoRa通信が競合した場合,互いの距離が離れるにつれ,11ahの通信性能が著しく低下し,LoRa通信の占有時間が大きくなることが確認できた.これはLoRaと11ahのキャリアセンスの動作の違いと,1パケットの送信に要するチャネル占有時間 (AirTime) が異なるためだと考えられる.そこで本研究では,11ahとLoRa通信が競合する環境において,LoRa通信のAirTimeが11ahの通信性能に与える影響を実機実験により評価する.

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