[B-17-17] 遅延時間保証のための遅延予測技術‐電磁ノイズの時系列予測に関する一検討‐
キーワード:時系列予測、データ同化、RNN、LSTM、Echo State Network、リザバーコンピューティング
工場等の製造現場では,制御システム等の遅延保証要求が高いアプリケーションが想定される一方,産業機器の電磁ノイズや他通信からの干渉により通信が遅延するという課題がある.この課題に対し,著者らは,現在の無線通信環境の計測情報をもとに将来の遅延時間を予測するシステムの研究開発に取り組んでいる.遅延時間保証に必要となる,近い将来までの電磁ノイズ時系列パターン予測手法を比較検討し,各予測性能について議論する.本稿では,カルマンフィルタによるデータ同化とRNNを用いた予測手法を比較検討した.予測時間幅の観点では,LSTMモデルまたはESNモデルの適用が好ましく,各モデルについて今後さらにハイパーパラメータ調整を行い,予測精度と予測時間幅を定量的に評価し,各モデルの妥当性を議論する.
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