[B-19] ヘルスケア・医療情報通信技術

[B-19-11] An Effect of Phase Accumulation Number Optimization for Remote Heart Rate Measurement based on Multi-chirp FMCW Radar

^○齊藤龍憲, 胡尭坤, 戸田健 (日大)

Keywords:FMCWレーダ、ヘルスケア、レーダ信号処理、心拍、マルチチャープ、ミリ波

近年，マイクロ波やミリ波帯レーダを用いた心拍の非接触センシングの高精度化に関する研究が進んでいる．しかしながら位相解析によるミリ波FMCWレーダの心拍数推定では，様々なノイズが含まれることから，我々は従来マルチチャープ信号において位相累積しSNR (Signal to Noise Ratio) を向上するPA-LI (Phase Accumulation-Liner Interpolation:位相累積—線形補間) 法を提案した．一方ハードウェアではサンプリングレートの向上により，シングルチャープにおいても位相推定精度が向上している．本研究では，マルチチャープ信号において，位相累積数をフレーム毎にダイナミックに最適化したときの効果を検討したので報告する．