[B-19-12] ミリ波レーダを用いた非接触心拍見守り移動ロボットに関する検討
キーワード：FMCWレーダ、心拍、ヘルスケア、ミリ波、レーダ信号処理、ロボット
日本において，65歳以上の最新の高齢化率は29.0%となっている．要介護の高齢者が急速に増加している一方，介護者が少ない，あるいは独身高齢者が増えているという問題点が挙げられる．病気が早期発見に努めるため，高齢者向けの見守りシステムの研究開発が急務である．近年，レーダを用いた非接触に呼吸や心拍と言ったバイタルサインを測定する研究が進んでいる．従来研究では，測定方向が単一であり，被験者が静止状態という前提条件が必要である．また，有効な測定範囲がレーダモジュールの仕様に制限され，被験者がレーダモジュールから遠く離れたり，他の物体に遮られたりすると測定精度が下がる．本研究では，上記の問題を解決するため，レーダモジュールを搭載し，自動で被験者近くに移動し，非接触でバイタルサインを測定するロボットについて検討を行ったので報告する．
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