[B-19-9] 心電図と表情による高分解情動評価システムの開発
この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
キーワード：心電図、表情、FACS
近年，センサやデバイスを用いて各種生理指標を計測し，人間の感情を評価する試みがなされている．心電図を使った感情評価システムはこれまでにいくつか提案されている．しかし，心電図から得られる生理指標と表情の対応関係について，時間的に高分解能で解析した例は今のところ存在しない．そこで本稿では，被験者の顔画像と心電図を同時に計測し，高い分解能で解析するシステムの開発に取り組んだ．表情の評価にはFACS理論を用いた．実験において，笑いを喚起させる映像を被験者に見せて計測を行ったところ，心電図から得られる生理指標である，SDNN，LF/HFの二つが映像視聴中に上昇し，それに伴って表情値も上昇する傾向が見られた．
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