[B-2-2] 低SNR 環境下における衛星通信端末標定技術の演算負荷削減手法
キーワード:測位、TDOA、FDOA、衛星通信端末、直接標定
信信号間の相関処理後,信号の時間差(Time Difference OfArrival : TDOA)及び周波数差(Frequency Difference OfArrival : FDOA)の情報を用いて位置標定を行う,2 段階処理による手法(Two-Step-Geolocation-method :TSGEO)が用いられてきた.一方で近年,受信信号から直接的に目標位置を標定する直接標定法(Direct-GEOlocationmethod: DGEO)が提案されている.DGEO は地上局での受信時に十分な電力が得られない場合(低SNR環境下)での効果が報告されているが,現状のDGEO は衛星で生じる遅延時間,周波数誤差等の影響は考慮されていないことに加えて,演算負荷が大きいという課題があった.これまで筆者らは,位置が既知であるリファレンス局の活用により,衛星起因誤差を低減する手法(High-performance-Direct-GEOlocation-method:HDGEO)を提案してきた.本稿ではさらに,探索演算の効率化を行うことで,目標標定精度を維持しつつ,演算負荷の低減が可能になる手法を提案する.
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