[B-2] 宇宙・航行エレクトロニクス

[B-2-6] スマートフォンを利用したcm級測位の可能性

^○姚凝致¹, 湯素華², 菊池典恭³, 久保信明⁴ (1.東京海洋大, 2.電通大, 3.神奈川工科大, 4.東京海洋大)

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キーワード：スマートフォン、測位

本発表では、市販のスマートフォン（以降スマホと呼ぶ）を利用して、RTK-GNSSと呼ばれるcm級測位が可能かどうかについて検証したので報告する。RTK-GNSSは、2周波受信機の低コスト化やソフトバンク社の基準局整備もあり、ここ数年で広く一般に利用されるようになった。しかしながら歩行者や自転車のユーザにはスマホ以外に受信機を持つことが難しく、スマホの位置情報を利用した交通事故防止は以前より複数の企業で検討されてきた。
ここでは、市販のスマートフォンより、擬似距離や搬送波位相といった観測値を取り出し、それら観測値と自前のRTK測位プログラムを用いてRTK演算を行った。これら実験結果を紹介するとともに、実際に交差点等での利用を想定し、スマホに付加的な位置情報が与えられた時に、このRTK測位の利便性がどのように変化するについて検証したので報告する。