[B-20] 無線電力伝送

[B-20-4] 水上定期航路航行船ワイヤレス給電における水路共振

^○日野竣介¹, 村上凌平¹, 岡本昌幸¹, 粟井郁雄² (1.宇部高専, 2.富士ウェーブ)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

キーワード：水中ワイヤレス給電、水の共振、Sパラメータ、プローブの共振

水中におけるワイヤレス給電の問題点として、送受電の媒体である水の誘電体としての共振周波数とワイヤレス給電の送受電周波数が一致することによる効率低下があげられる。そのため、本研究では、水の自己共振周波数をあらかじめ知る方法を検討した。
大小二つの水槽を用意し、2ポートVNAを用いて水槽各部におけるSパラメータを測定した。測定した結果、S11、S22が谷になり、S21が山になる周波数を測定できた。これは水の共振点であると予想できる。一方で、S11、S22のいずれかのみが谷になりS21が山になる周波数も確認できた。これは水槽における水の共振であると断定はできないため、より系統的な実験やシミュレーションを今後実施し水槽における水の共振点を探す。