2023年電子情報通信学会ソサイエティ大会

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[B-3] 衛星通信

2023年9月14日(木) 13:00 〜 16:30 全学教育棟 本館 南棟 2階S20講義室

座長:小泉雄貴(NHK),加保貴奈(湘南工科大),阿部順一(NTT)

<11〜22>
衛星通信研専

[B-3-14] ハイスループット衛星通信システムにおける周波数リソース配分アルゴリズムの改善

永二綺人, 海老原孝広, 井家上哲史 (明大)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

キーワード:ハイスループット衛星、ACM、Kaバンド衛星通信、遺伝的アルゴリズム

近年の周波数のひっ迫からKa帯を用いたハイスループット衛星通信システム(HTS: High Throughput Satellite)が注目されている.先行研究では,ユーザのトラヒック要求量に応じてリソース配分を決定し,リソース量やユーザ数の変化に応じて変調方式や符号化率を変化させる適応通信方式(ACM: Adaptive Coding and Modulation)と組み合わせ,トラヒック収容率を改善した.しかし,先行研究のリソース配分アルゴリズムでは各ユーザのトラヒック要求量の比とリソース配分比が等しくなる事にのみ着目しており,合計リソースを許容される最大値まで使用できていなかった.
そこで,遺伝的アルゴリズムを用いる事でトラヒック要求量の比とリソース配分比ができるだけ等しく,なおかつ合計リソースを最大限利用し,トラヒック収容率の更なる改善を目的とする.

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