2023年電子情報通信学会ソサイエティ大会

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[B-3] 衛星通信

2023年9月14日(木) 13:00 〜 16:30 全学教育棟 本館 南棟 2階S20講義室

座長:小泉雄貴(NHK),加保貴奈(湘南工科大),阿部順一(NTT)

<11〜22>
衛星通信研専

[B-3-20] 地上ビル間7.8km量子信号伝送実験に基づく物理レイヤ暗号と見通し通信QKDの性能比較

遠藤寛之1, 北村光雄1, 小澤俊介1, 清水亮介2, 藤原幹生1, 佐々木雅英1 (1.NICT, 2.電通大)

キーワード:見通し通信QKD、物理レイヤ暗号、衛星光通信、情報理論的安全性、衛星量子暗号

NICTでは,情報理論的に安全な秘匿通信の長距離化に向けて,物理レイヤ暗号と見通し通信QKDという鍵共有技術の研究開発を推進している.これらの技術は,光空間通信や衛星光通信のように送受信者間の見通しが確保されており,盗聴者が実施可能な攻撃を見通し外からの受動的な盗聴に合理的に制限できるという状況において,従来の量子鍵配送よりも高速・遠距離な鍵共有を実現できる.本講演では,7.8kmビル間自由空間量子信号伝送実験から得られたデータに基づいて解析した,これらの鍵共有技術の性能の比較検討について報告する.その結果に基づき,今後の研究開発において有用となる,両者を同時に実装する意義を考察する.

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