[B-4-34] 反射箱によるEMI測定における全放射電力と電界強度間の変換の基礎検討
この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
キーワード:反射箱、EMI測定、全放射電力、放射電界強度、指向性利得、IEC 61000-4-21
本検討では、国際規格 IEC 61000-4-21 に規定されている、反射箱を用いた EMI 測定法について模擬実機を用いた検証を行い、電波暗室測定に対する誤差要因の推定を行った。反射箱における測定量は供試体の全放射電力であるため、IEC 規格では全放射電力と供試体の最大放射指向性利得から放射電界強度を推定するモデルが用いられる。また、指向性利得については供試体の大きさで決まる推定式が定義されている。本検討では、供試体の指向性利得を電波暗室での実測と推定式の2通りで導出し、電界強度推定モデルの検証を行った。その結果、反射箱によるEMI 測定の主な誤差要因は、指向性利得のモデルが主な要因であると示唆する結果が得られた。
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