[B-4-8] 平行平板法に基づく人体腕部の複素比誘電率推定の一検討
この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
キーワード:平行平板法、複素比誘電率、体水分率推定
近年,職場での熱中症による死傷者の数は毎年約800人であり,死亡者は約20人である.熱中症の主な原因は過度な脱水によるものであるため,体水分率を推定し,労働者の脱水状況をモニタリングすることによって熱中症を未然に予防できると考えられる.そこで,平行平板コンデンサを用いたウェアラブルな体水分率推定に注目する.この方法では,平行平板間に生体を挿入し,反射係数を測定した後,等価モデルから生体の比誘電率を推定する.その後,推定した比誘電率から体水分率を推定する.電磁界解析により生体の周波数特性を考慮した比誘電率推定システムの検討を行った結果,500 kHzの周波数での推定において誤差率1.0%以下の推定精度を達成した.
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