[B-5A] 無線通信システムA

[B-5-34] Non-coherent Grant-Free NOMA Based on Index Modulation

^○吉村瑛治, 原郁紀, 樋口健一 (東京理科大)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
この講演はキャリアエクスプローラーの掲載を希望しています。

Keywords:インデックス変調、グラントフリー非直交多元接続、非コヒーレント、アクティブユーザ検出、マルチユーザ検出

多数のユーザが効率的かつ低遅延に通信を行う手法として，グラントフリー非直交多元接続（GF-NOMA: Grant-Free Non-Orthogonal Multiple Access）が提案されている．GF-NOMAの性質上，基地局では高精度なデータ推定を行うためにアクティブユーザ検出とチャネル推定を行う必要がある．しかし，基地局のアンテナ数とユーザ数の増加によりチャネル推定の演算量が増加してしまうため，近年ではチャネル推定不要なGF-NOMAが提案されている．複数の系列を用いる方法や差動位相偏移変調を用いる方法が提案されているが，送信データ量の増加に伴うデータ推定精度の劣化が深刻となる．そこで本研究では，これらの従来手法を併用した伝送法を提案する．計算機シミュレーションにより，提案手法が従来手法よりも低いビット誤り率および誤警報確率を達成できることを示す．