[B-5-36] 上りリンク固有モードMassive MIMO伝送における固有値差を活用したPAPR抑圧法を用いたときのOFDMとシングルキャリアの伝送特性比較
この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
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キーワード:PAPR、上りリンク、MIMO、固有モードMIMO、OFDM、シングルキャリア
本稿では,上りリンクにおける固有モードMassive MIMO伝送において,空間ストリーム間の固有値差を活用したピーク対平均電力比(PAPR)抑圧法を提案する.従来法であるクリッピング・フィルタリング(CF)は,PAPR抑圧能力が高い一方でPAPR抑圧信号が帯域内干渉としてデータ信号の通信品質を劣化させることが課題であった.提案するPAPR抑圧法は,固有モードMIMO伝送における空間ストリーム間の固有値差を活用し,比較的固有値が小さい空間ストリームにのみPAPR抑圧信号を集中させる.これにより,PAPRを抑圧しつつ,データ信号の通信品質を改善させる.計算機シミュレーションにより,提案法がOFDM伝送とDFT-spread OFDMに基づくシングルキャリア伝送のいずれを用いた場合も従来のCFに比較してPAPR抑圧後のデータ信号の通信品質を改善することを定量的に明らかにする.
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