2023年電子情報通信学会ソサイエティ大会

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[B-5A] 無線通信システムA

2023年9月15日(金) 13:00 〜 17:00 全学教育棟 本館 南棟 2階S2Y講義室

座長:三木信彦(香川大),川本雄一(東北大),瀧川将弘(KDDI総合研究所)

<53〜66>
無線通信システム研専

[B-5-62] 大地反射波及びアンテナ軸ずれ存在下におけるOAM多重伝送のモード間干渉抑圧法に関する一検討

武内暁哉1, 齋藤周平1, 菅沼碩文1, 小川賀代2, 前原文明1 (1.早大, 2.日本女子大)

キーワード:軌道角運動量 (OAM)、uniform circular array (UCA)、モード多重、アンテナ軸ずれ、大地反射波、モード間干渉

OAM多重伝送におけるモード間干渉(IMI)は,その範囲やモード依存性がアンテナ軸ずれや大地反射波といった要因に応じて異なることから,それらIMIの特性を考慮した対策が必要である.本稿では,アンテナ軸ずれに加えて大地反射波が存在する現実的な環境下において,OAM多重伝送の特性向上を図るべく,送信側のモード制限と受信側の簡易干渉キャンセラを用いたモード間干渉抑圧法を提案する.具体的には,大地反射波に起因したIMIが高次になるとより深刻となる点に着目して,送信モードをIMIの影響の小さい低次モードに集中させるとともに,受信側では,干渉モード数を限定した簡易干渉キャンセラにより,残留するIMIを抑圧する.更に,提案方式の有効性を,簡易干渉キャンセラのみを用いた従来方式を比較対象にとって,計算機シミュレーションにより評価する.

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