[B-5-79] A Study of User and Passive Beam Scheduling Scheme Based on Response Time for Liquid-Cristal IRS
この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
Keywords:IRS、ユーザスケジューリング、ミリ波、PFS
5Gミリ波帯の不感地対策として,電波の反射方向を制御できる液晶IRS(Intelligent Reflecting Surface)の利用が検討されている.不感地帯に位置するユーザ端末に対し適切にIRSの反射方向を切り替えることで,不感地対策が可能となる.一般に,基地局におけるスケジューリング方式として,瞬時の通信品質に基づき,ユーザ毎に時分割でビームを切り替える手法がある.しかし,液晶IRSは反射方向の切替にかかる応答時間が長く,応答時間中は所望の方向へ電波が反射されないことが懸念されるため,応答中のスループットが低下する課題がある.本稿では,IRSの応答時間を考慮し,一定期間の通信品質に基づきユーザ及び反射方向を決定するスケジューリング方式を提案する.シミュレーション評価により提案方式の改善効果を示す.
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