[B-5B] 無線通信システムB

[B-5-86] 東海道新幹線ミリ波列車無線システム無線機の2社間相互接続

^○松村善洋¹, 丹下智之¹, 西山武志¹, 荒川智樹², 井倉裕之², 宗正英章³, 植田健治³, 塚本薫³ (1.JR東海, 2.NEC, 3.三菱電機)

キーワード：新幹線、ミリ波、列車無線、相互接続、インターフェース仕様

現在，東海道新幹線では，指令と列車間の通信にLCX 方式列車無線システムを採用し，安全・安定輸送の確保， お客様への情報提供，異常時対応などに活用している． JR 東海は，東海道新幹線における安全・安定輸送の確保やメンテナンスの省力化，指令と列車間の情報共有を充実させ安全性やお客様の安心感を高める通信環境整備のため，実用化の目途が立ったミリ波方式列車無線を東海道新幹線全線に整備することを決定した．これまで開発してきたミリ波列車無線システムを東海道新幹線全線に整備するにあたり，製造能力や安定供給性などの観点から複数の製造者から調達することとした．各社の技術的独自性を維持しながら共通化すべき仕様を策定し，試作・実地試験を行ったところ相互接続の見通しが立ったことを報告する．