2023年電子情報通信学会ソサイエティ大会

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[B-5B] 無線通信システムB

2023年9月14日(木) 09:00 〜 11:30 全学教育棟 本館 南棟 2階S2X講義室

座長:久保博嗣(立命館大),酒井学(三菱電機)

<87〜95>
無線通信システム研専

[B-5-87] 経路冗長化による遅延最適化手法の基礎検討

永野航太郎, アベセカラヒランタ, 岸田朗, 淺井裕介, 鷹取泰司 (NTT)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

キーワード:エンドツーエンド遅延、冗長化、無線LAN

冗長化のため複数経路を利用してデータを送信する際,各経路に遅延差がある環境においては,遅延の大きい経路が全体の遅延を支配してしまう場合がある.
一方で,End-to-Endの遅延に着目すると,必ずしも複数経路の利用が全体の遅延を増加させるとは限らない.パケットの冗長化による再送抑止は,とりわけ遅延の大きな上位層の再送による遅延を防ぐことを可能とするからである.
これらの遅延の増加減少の関係を決定する主な要素は,各経路のパケットエラーレートおよび上位層の再送遅延値である.
本稿では,IEEE 802.11のCSMA/CA機構を想定し,End-to-End遅延と最適な冗長経路設定について考察する.

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