[B-6] ネットワークシステム

[B-6-32] Ansibleコントロールノードの冗長化に関する一考察

^○水谷真梨¹, 磯野祐太², 南正樹², 松田隆男¹ (1.NTTフィールドテクノ, 2.NTT西日本)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

キーワード：Ansible、Pacemaker、通信キャリア、自動設定、冗長化、OSS

通信キャリアでは，NGN，IOWNなど新しいネットワークを導入する際には，全国規模に多数の通信機器をスピーディに構築する必要がある．本稿では，運用中の多数の通信機器に対して，IaC (Infrastructure as code)として，構成管理ツールであるAnsibleを用いた一括設定・設定変更の高信頼化を目的に，Ansible Control nodeの冗長化について検討を行った．冗長化を実現するOSSを比較検討した結果，Ansible Control nodeの故障時にも，Ansibleの実行プロセスを途中停止なく継続できる可能性がある点で，HA(High Availability)クラスタ機能を持つpacemakerの利用が望ましいことを述べた．