[B-6] ネットワークシステム

[B-6-38] Study for Advancement of Failure Sign Detection by Multivariate Analysis of Receiver-Side Quality Data in Optical Transmission System

^○渡邉紘平¹, 山本宏¹, 伊達拓紀¹, 島崎大作¹, 福地裕², 前田英樹² (1.NTT, 2.東京理科大)

Keywords:光伝送システム、故障予兆検知、多変量解析

近年の光伝送システムの大容量化・広域化に伴い，光伝送システムの故障の影響規模が増大し，より高い信頼性が光伝送システムに求められている．先行研究にてQ-dropと呼ばれる異常が光伝送システムの故障予兆である可能性が報告されており，過去にこのQ-dropの検知手法を提案した．しかしながら，この手法はQ値のみを用いた手法であり，Q-drop発生時の光物理特性等の諸特性の挙動は考慮されない．本稿では，Q値だけでなく光物理特性情報をQ-drop検知へ活用することを目的に，Q-drop発生時のQ値と光物理特性の関係性を評価・解析した．さらにQ-drop発生時の故障からの日数の観点からも解析を行った．