[B-6-4] 鉄道向け統合ネットワークにおける高機能ルータの提案
キーワード：統合ネットワーク、高機能ルータ、公衆回線、自営回線
鉄道システムでは，列車の安定的な運行と安全性の確保のため，主に制御に直結する情報（以下，制御情報）とメンテンナンスに利用する情報（以下，メンテナンス情報）が流れており，これらを送るためのネットワークのほとんどは系統や設備毎に自営の通信回線で構築されている．しかし，自営回線の維持コスト負担や高速通信に対するニーズの高まりから，公衆回線の活用が期待されている[1]．そこで，筆者らはこれらを融合した鉄道向け統合ネットワークを提案している[2]．このネットワークの実現には，公衆回線と自営回線との併用といった段階的移行への対応と，通信サービス・装置の更新への対応が課題となる．そこで，本研究では，鉄道機器とネットワークを結ぶゲートウェイ装置として，情報の種類に応じた複数回線の切り替え機能等を保有する高機能ルータを提案する．
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