[B-6-46] mMTC用非直交多元接続スロット化ALOHA方式の性能解析
この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
キーワード:mMTC、NOMA、ALOHA、非直交多元接続、確率幾何
5Gの利用シナリオの一つに,高密度に設置された多数のデバイスと基地局が同時接続を行う「多数同時接続」(massive machine type communications: mMTC)がある.スロット化ALOHA方式は,mMTCに適したMAC層プロトコルとして最近注目されている.ALOHA方式は混雑が進むと衝突が多発し効率が低下する欠点がある.その欠点を補うため,非直交多元接続(Non-Orthogonal Multiple Access: NOMA)とスロット化ALOHA方式との組み合わせが検討されている.あるデバイスからの信号を基地局側で復号した後で,その信号を干渉除去すれば,別のデバイスからの信号を正しく復号できる可能性がある.これにより,基地局は複数のデバイスからの信号を同時受信でき,スロット化ALOHA方式の欠点が緩和される.本稿では,基地局とデバイスが互いに独立な定常ポアソン点過程に従って分布し,各デバイスは最も近くの基地局との通信を試みる場合に,干渉除去によるNOMAを適用した際のスロット化ALOHA方式の性能を確率幾何を用いて解析した結果について報告する.
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