[B-6] ネットワークシステム

[B-6-68] 時空間データ滞留システム内誤動作車両の未検出要因考察と改善検討

^○高部達也¹, 山本寛², 野林大起¹, 池永全志¹, 塚本和也¹ (1.九工大, 2.立命館大)

キーワード：滞留システム、時空間データ

車両を用いた自律分散のデータ滞留システムSTD-Retention System（STD-RS）は, 車両が自身の位置情報に基づいてSTDを配信する. しかし, その自律制御に起因して, 車両ノードの位置情報誤差などにより, 想定外のエリアにてSTDが配信されることが考えられ, それによって, 帯域の無駄遣いや情報漏洩などのリスクが発生することになる.
本研究グループではこれまでに, 「車両の位置情報誤差」を検出するために, 車両間の直線距離とRSSIデータに対して機械学習を用いる手法を提案した. しかし, 精度の良い検知には, 膨大なデータが必要となるため, そもそも検証がされておらず, 異常車両を取り逃している可能性がある. そこで本研究では, 迅速かつ精度の良い検出手法について検討する.