[B-7-20] 低遅延でインタラクティブなゼロレイテンシー映像・Somatic統合ネットワーク (4)遠隔作業における映像予測による遅延補償
キーワード:遠隔作業、遅延補償、映像予測、PredNet、PSNR
ネットワークを介した遠隔作業において発生する映像伝送に対する遅延補償について、映像予測技術を適用することで実現する。PredNetを用いた実時間処理を実装し、3フレーム/秒の映像を用いて333ms将来予測のフレームを生成した。正解の将来フレームと予測フレームをピーク信号対雑音比(PSNR)により比較した結果、現時点フレームでは平均20.9dBであるのに対して、予測フレームのPSNRは平均23.7dBと優れていた。また、1フレームを予測するための処理時間は平均39.7msで、画像から予測器と予測器出力から画像へのデータ変換を含めた処理時間は平均73.4msであった。映像予測処理時間を差し引いても単純に250ms程度以上の遅延補償を実時間処理で実現できる可能性があることを示した
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