2023年電子情報通信学会ソサイエティ大会

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[BI-2] ローカル5G利活用の現状と今後

2023年9月13日(水) 09:00 〜 11:40 全学教育棟 本館 中棟 4階C43講義室

座長:滝田大介(三菱電機)

<1〜6>
ネットワークシステム研専

[BI-2-4] ローカル5Gの柔軟化・高度化を目指したNICTの取り組み

松村武, 森山雅文, 伊深和雄, 川崎耀, 村上誉 (NICT)

キーワード:ローカル5G、STABLE、事前仮想接続技術、マルチリンク集約技術、周波数共用、フィールド実証

令和元年12月に制度化されたローカル5Gは,令和2年12月に新たな周波数帯が追加され,屋外での運用が可能となった.また,スタンドアローン(SA)方式も利用可能になり,普及に向けた整備が進んでいる.ローカル5Gは,5Gの高度な技術を自営網に適用する技術で,局所的なニーズに応じた専用サービスの提供に活用できることが特長である.公衆網とは異なり,不特定多数の通信による輻輳やセキュリティの問題が抑制でき,安定かつ安全な自営網が構築できる.このような特徴から,自治体によるインフラ遠隔監視や工場の製造ライン制御など,安全性が求められる分野での活用が期待される.情報通信研究開発機構(NICT)では,ローカル5Gの利便性を高め,一層の普及の促進を図るため,収容力の拡大等の5G高度化技術に加え,移動ユーザに対する高速アクセス技術や公衆網連携による性能・信頼性向上技術等の開発を進めている.また,が求められる.また,近隣の複数事業者間の干渉低減や運用調整の簡易化に向けた検討を進めている.本稿では,これらNICTの取り組みを紹介する.

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