[BI-5-5] 水中光無線開発の現況
キーワード:可視光光無線
世界的な気候変動を抑え込むため、CO2の排出が少ない洋上風力発電を代表とする海洋エネルギー分野への関心が高まっている。今後、海洋の開発を効率よく進めていくためは、海中の状況が手に取るようにわかるようにするための水中IoT化(見える化)が必要であり、その実現のためには水中における高速(ビットレートMbps~Gbpsを対象)無線通信手段の整備が必須となる。陸上で利用される高速通信手段としての電波は水中ではほとんど透過しないため、利用が限定的となる。また、従来から利用されている音響通信は、長距離通信できるものの、高速通信は難しい。それらを補完するため、島津製作所はJAMSTECとともに2016年から、可視光レーザを用いた高速水中光無線の開発を進めてきた。ここでは、これまでの開発の状況、利用分野、これからの課題をご説明する。
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