[BI-8-6] 縮退光パラメトリック発振器を用いたコヒーレントイジングマシン
キーワード:位相感応増幅、縮退光パラメトリック発振器、組合せ最適化
デジタル計算機の進展が飽和しつつある現在、物理システムを用いて従来のデジタル計算機が苦手とする問題を効率よく解く計算機を目指した研究開発が盛んとなっている。中でも、組合せ最適化問題をイジングモデルの基底状態探索問題に変換し、非シリコン物理システムを用いた構築された人工スピン系による物理学実験によりこの問題を解く「イジングマシン」が近年注目されている。NTTでは、光ファイバループ中に位相感応増幅器を配置することで発生した多数の縮退光パラメトリック発振器(DOPO)パルスを人工スピン系として用いてイジングモデルを模擬するコヒーレントイジングマシン(CIM)の研究開発を行っている。本講演では、CIMの原理と、NTTで開発した測定・フィードバックCIMの現状と今後の展開について報告する。
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