[BS-1-5] 高周波数帯無線のための光応用ビームフォーマーに関する一検討
キーワード:光ビームフォーミング回路、ミリ波、テラヘルツ
6Gをはじめとする将来無線システムでは高速化を目的とした高周波数帯(ミリ波・THz帯)の活用が検討されており,高利得のフェーズドアレーアンテナを用いて鋭いビームを2次元走査することが想定される.著者らは,高周波数帯で多数の鋭いビームを用いた空間分割多重により高いシステム容量を提供可能な無線システム(図 1)の実現をめざしているが,多数の鋭いビームを2次元走査する大規模アレーアンテナのビームフォーマー部分は,回路規模が莫大となるため実現にはハードルが存在する.高周波数帯の活用に向けては,光ファイバ無線や,フォトミキシング法など,光技術の応用が有効と考えられ検討が行われており,著者らは光技術を応用したビームフォーミング技術に関する検討を実施している.本稿では,高周波数帯において多数の鋭いビームを2次元走査する大規模アレーアンテナ用ビームフォーマーに関して,光技術の応用により回路規模を大幅に削減する手法を提案する.
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