[BS-1] 多様な無線システムを支えるアレーアンテナ技術

[BS-1-6] 振幅分布一様設計方形底面レンズを用いた300 GHz帯2 × 2レンズアレーアンテナの放射特性

バハロムバジラ, ^○杉本義喜, 榊原久二男, 菊間信良 (名工大)

キーワード：誘電体レンズアンテナ、レンズアレー、振幅分布

周波数資源の有効活用のため，300 GHz帯の周波数の開拓が求められている．この周波数帯では高い指向性利得をもつアンテナが求められるため，誘電体レンズアンテナが有望な選択肢である．300 GHz帯では，レンズアンテナは物理的に小さな開口面積で高い利得を実現できるが，移動体端末への搭載を考えると低姿勢化が求められる．
本報告では，底面が角型で，かつレンズ開口面上での振幅分布を一様に成形する曲面修正レンズを用いた2 × 2レンズアレーを提案し，レンズアレーアンテナのサイドローブを抑圧し，アレーが実効的に占有する方形面積の開口効率を向上できることを示す．