[BS-4] ネットワーク技術特別ポスターセッション

[BS-4-10] User Cooperative Mobility by Game Theory for Higher System Throughput with Various Radio Propagation Characteristics

^○加藤祐¹, 謝済全², 村瀬勉², 宮田純子¹ (1.芝浦工大, 2.名大)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

Keywords:アクセスポイント接続、最適位置、スループット、ゲーム理論、ユーザ移動、電波環境

マルチレート環境において，ユーザの協力行動を基にシステムスループットを最大化させるAP接続法が提案されている．ユーザの協力行動とは，ユーザが，APに接続する際にシステムスループットを向上させるために移動することである．

しかし，システムスループットを向上させるためには，全てのユーザの伝送レートを向上させると共にユーザ間の干渉を考慮する必要があるにも関わらず，既存研究では限定的なユーザの伝送レートしか考慮していない．加えて，一般的にはユーザの接続位置によっては電波環境が異なるにも関わらず，既存研究ではユーザの電波環境を統一なものとしている．そこで，本研究では既存研究で用いていたポテンシャルゲームのプレイヤーを限定なユーザのみではなく，全ユーザまで適応範囲を広げたシステムスループット最大化AP接続法を提案し，ユーザ毎に異なった電波環境によるシステムスループットの解析を行う．